12091154_5fd03c802fb83今回はメイトの

「TURNS(ターンズ) Vol.1」

試してみました。

ひっくり返して使う系のオナホールですね。



「裏返しても使えるオナホール」
「裏返して使うオナホール」


日本語にすると大体同じもののようにも見えてしまうオナホールのタイプを表すこの2つの言葉は、似ているようでもコンセプト的にはかなり大きな違いがありますね。

前者の方は俗に言う「リバーシブルホール」というもので、表と裏のどちらにも内部構造を刻み込む事によって、一つのオナホールで二度おいしい欲張りなコンセプトとなっています。

後者の方は、外側の造形にのみ内部構造を刻み込む事によって「裏返して使う事を前提」として作られており、一般的なオナホールのように片側の構造でしか楽しめないというコンセプトになっています。

「結局の所裏返すんだったら、両方楽しめるリバーシブルホールの方がお得じゃん!」

・・・・・・なんて思ってしまうかもしれませんが、オナホールの世界には「二穴を追う者は一穴をも得ず」という素晴らしい言葉があるように、「裏表どちらも楽しめる!」なんて欲張りなコンセプトの場合は、どちらの穴の挿入感も中途半端になってしまう事も多く、結局の所片側の穴すらまともに楽しむ事が出来ないなんて例をこれまでにもたくさん見てきただけに、単純に挿入出来る穴が多い方が良いとは限らないというのが一つ。

もう一つ「裏返して使うオナホール」には利点があり、一般的なオナホールのように内部形状を作るのではなく、

裏返す事を前提で外型の方に内部構造を作る事によって大胆な構造にしやすい

という特徴があり、小型ホールなんかではかなり有効な活用方法だというのが過去の何かのレビューで発覚した事実だったりします。
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そんなわけでメイトが今回発売してきたのが「裏返して使うタイプのオナホール」という事で、「TURNS(ターンズ) 」と名付けられた、今までのメイトの路線にはなかった感じのシンプルすぎるパッケージのオナホールになっていますね。
このホールは引っくり返して使ってください。
・・・とパッケージの前面には書かれているわけですが、「裏返して使う系」のオナホールというのは、「TENGAの3D」の例なんかを見てわかる通り、そのオナホの見た目だけでキャッチーなインパクトを与えられる構造な事が多い為に、こうして文字だけでそのコンセプトを伝えようとしているのがもったいなく思ってしまいますね。

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さてパッケージには小さくしか掲載されていない本体の方がこちら。

松ぼっくりを湯がいてみたらこうなりました

決してそうはならないんだろうけど、そう言われても半分くらいは信じられそうな、ささくれたような大きなヒダが斜め方向に向かってつけられている構造ですね。

もちろんこちら側が本来の内部構造になり、ひっくり返す事によってこれらのヒダがギュっと収縮されるような形になるはずです。

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。(スマホはタップでおそらく再生)

そんな「引っくり返す」だとか「松ぼっくり」だとかいうコンセプトよりも、驚きだったのが

メイトの素材がめちゃくちゃ柔らかくなっている

という点で、今までのプリプリっしたやや張りのあるような素材感から、ふわとろ一歩手前くらいのかなり柔らかい素材に変更されていますね。

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元祖おなぺっと素材

という事で、むかしのようなムチムチもっちりした「おなぺっと素材」を再現したという事らしいですね。

メイトの素材は時代を経る事によって少しずつ少しずつ素材のマイナーチェンジを繰り返し、今となっては昔の素材とは全く別なサムシングが出来上がってしまっているわけですが、ようやくメイト自身も昔の素材を再現しようと試みてきたわけですね。

「こんなに柔らかくなかったけどな!」

・・・と昔の素材をなんとなく覚えているオナ郎が一応指摘しておきましょう。

臭いの方はほどほどくらい。
油っぽさは控えめ気味に収まっており、パウダーがかかっていないので手にベタベタとくっつくような素材になっています。

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入り口はチクワのような造形になっていますね。

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ひっくり返した入り口はこんな感じで、外側のヒダが凝縮されているような内部に変化しましたね。

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こちらが裏返した時の表側の造形。
重量は約196g、全長は約17cm程のやや長めな造形ですね。

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裏返しタイプは挿入感の予想がつきにくいので、わりと楽しみの多いオナホールだったりします。

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。(スマホはタップでおそらく再生)

この「裏返して使う」というコンセプト自体は特に不満だったり、不具合みたいなものはなく、言ってもそれほど珍しすぎるような構造ではないのでオナホールとしては十分成立している感じですね。

ただ、その裏返しコンセプト以外に

「色々やらかしてるなぁ・・・」

と思ってしまう点がいくつかあり、結局の所オススメ度が低くなってしまっている感じですね。

まず素材感について。
今までのメイト素材では感じられなかった「まったり具合」であったり、特にねっとりと絡みつく具合であったりは非常に良く、「元祖おなぺっと素材」の出来に関してはかなりいい具合に仕上がっているんじゃないかと思います。

今回重要だったのがそのグラム数で、まったりねっとりとした柔らかい素材だからこそ約200gという重量ではその良さを十分活かしきれておらず、やけに物足りなさすぎるような薄っぺらい挿入感になってしまっていますね。

以前のようなプリっとした普通くらいの素材感であれば、内部のエッジ感が増して締め付けが向上する分だけ、肉厚の物足りなさというのが軽減出来るはずなんですが、

柔らかい素材に変更した事がめちゃくちゃ裏目になってしまっている

というのが、まず一つ目のやらかしポイントですね。

もう一つは内部構造の方で、「裏返し系」のオナホールを作る上でまず注意しなければいけないのは、裏返した時に表に見えている構造がギュっと収縮してしまうので、ある程度彫りを深くしてあげないとのっぺり感が満載の挿入感になってしまうという点ですね。

その点で言えば、今回のオナホールは彫りの深いヒダになっているので、裏返したとてのっぺり感はあまりなく。しっかりとそのヒダの一つ一つがモコモコとペニス当たる感触が伝わってきてくれるので、「裏返し系」のオナホールとしての最初の課題はクリア出来ている感じです。

ただ、そのヒダがモコモコと当たってくるだけの優しすぎる刺激で終わってしまっているのが、もう一つのやらかしポイントで、全体的にどこかしらがしっかりと引っかかってくるわけでもない大振りなモコモコとしたアクセントが全体についているだけで、射精にまで導いてくれるような細かい快感ポイントがなく、まったり系なのは重々承知しているとは言え待てど暮せど快感を伴う気持ち良さみたいなものがなかなかこみ上げてこない挿入感になってしまっています。

これもまた、柔らかい素材が裏目に出てしまっている感じで、もう少し硬い素材であるだとか、せめて全体的に細かいヒダが掘られていたりなんかした方が、実用性は増していたように思いますね。

オススメ度的には★2くらいがちょうど良い感じで、「Vol.1」と名前にもなっている通りこれから「裏返し系」でシリーズ化するのかどうかは分かりませんが、第1弾としては何かともったいない点を多々感じてしまうようなオナホールでしたね。

オナホデータ

[まったり系]■■□□□[刺激系] (5段階:2)
ショップ平均価格:1200円前後
nkp(1g当たりの値段):6.1円前後
オナ郎のオススメ度:★★(5段階評価:2)

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