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今回はRIDE JAPANの
『トリップビート』
試してみました。

4つのビート的なオナホールですね。



一体何があったのかは分からないけど、ここ最近は月に新作をおよそ2つくらいと驚異的なリリースペースを見せてくれているRIDE JAPAN。

それがメーカーによって実現可能かどうかはさておき、これまでに多くのオナホメーカーの話を聞いてきた中では「1~2ヶ月くらいおきに最低でも1つは新作を出したいんだ!」という意見が非常に多かったので、ほとんどのオナホメーカーは「1~2ヶ月おきに1つは新作」をおおよその目標にして、日々オナホールを開発しているんだと思います。(そうでないメーカーももちろんあるんだろうけど)

ただ、「オナホを1~2ヶ月おきに発売する」というのは、我々が想定している以上にハードルが高いものであり、少し前にレビューした『堕悦 -DAETSU-』の記事内では「こだわりの強いメーカーのリリースペースが遅くなってしまう理由」みたいなものをなんとなく説明した通り、真面目に作っているメーカーであればあるほど、「毎月のように新作を発売する」というのがかなり高いハードルになってしまうわけですね。
  1. 新しいオナホを考える
  2. サンプルを作る
  3. テスト~改良する
  4. 量産の準備をする
  5. イラストをイラストレーターに発注する
  6. パッケージをデザインする(もしくは発注する)
  7. 印刷会社にパッケージを発注する
  8. WEB用の販促画像を作る
  9. オナホールをパッケージングする
  10. 問屋やショップに新作の案内をする
  11. 出荷する
ざっくり「1つのオナホールを発売する」という中にもこれだけの過程があり、規模の小さいメーカーによってはわりと広い範囲の項目を少人数でカバーしなければいけない為に(オナホメーカーは小規模でやっている所が多い)、「真面目にオナホを作る時の作業量の多さ」を知っているオナ郎なんかは1ヶ月に1つのペースで新作を作ってくるメーカーですら「すげぇな・・・」と思ってしまうくらいですね。

なので、かなり真面目にオナホを作っているはずのRIDE JAPANが「1ヶ月に2つくらいのペースで新作を発売してきている」という現状が「結構凄い事をやっているんだよ」いうことが、少しでも多くの方に伝わればと思って、序文に長い文章を書いてしまいました。

RIDE JAPANに限って言えば、それが実現可能になったであろう最近の動きから予測出来る理由としては
  • 若手のオナホ職人による新作ホールの分担化
  • 外型をテンプレ化する事で作業量の削減
  • 異なるイラストレーターの起用
みたいな所で好調なリリースペースを実現出来るようになった・・・のかもしれませんね。

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そんな真面目な文章をつらつらと書いた所で、前作からおよそ2週間くらいで発売されてしまった今回の新作のオナホール。

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「刻むよ!ゾクゾクする刺激奏」

というキャッチコピーであったり、商品名に"ビート"という言葉が使われていたりと、ジョジョ好きなオナ郎の中にはどうしてもジョナサン・ジョースターの決め台詞が頭の中に過ってしまうわけですが、きっとおそらく偶然ではなく、そういったパロディ的なものに保守的なRIDE JAPANとしてのギリギリのパロディの表現がこれなのかもしれませんね。

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刻むよ!ゾクゾクする刺激奏。

超ゾリ感 無限快路、4つの快音で刻む感覚の旅。

角度を変えるたびに4つの違うBEATが息づく。
ゾリ特化で構成され、刺激を彩る4種DayTrip。

ホールボディの”RIDEJAPAN”マークを目安にして自分のお好みポイントを見つけてください。

選べる快音俺イズムで絶頂の旋律!
コンセプト的には"4つのビート"よろしく、異なる模様のついた4つの縦ヒダを配置する事によって、角度を変えたりすれば異なるビート(刺激)を感じ取れるぜ!みたいなコンセンプトになっているんだと思います。

開封してみよう

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重量は約410g、全長は約14.5cm。

毎度毎度多少の誤差はありますが、最近RIDE JAPANがよく採用している410g前後くらいのミドルサイズなテンプレ型の造形で、2023年の末くらいからミドルサイズのオナホールはこの型に統一されるようになりましたね。

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穴の長さは約12cmくらいになっていますね。

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。

少し柔らかめで臭いや油っぽさはほどほどくらいの『バンジータッチ』という定番の素材が使われています。
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固さ加減の説明の詳しい表はこちらから

固さレベルは『-1』と大体同じくらいになっています。

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入口は若干窪みのあるシンプルな丸穴の形状ですね。

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4本の大きな縦ヒダが採用されており、それぞれ異なる形のヒダが採用されていますね。

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ベースの壁には横ヒダがびっしりと付けられており、ある意味では『ヴァージンループ』のような勝利の構造の進化形のような縦ヒダタイプな構造でもあるので、

『ヴァージンループ トリップビート』

みたいな商品名で発売してみるのも良かったかもしれませんね。

挿入してみよう

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。

ちょっと蛇足っぽくも感じてしまうような4本縦ヒダの挿入感

になっており、「異なる4本のヒダの刺激を楽しめる!」とはちょっと違った印象を受けてしまうオナホールで、異なる構造の4本の縦ヒダがうまく機能している・・・と言うよりかは、むしろ半分くらいはちょっと邪魔になっているかもしれないな・・・とも感じてしまう挿入感ですね。

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挿入してみれば、確かに4本くらいは絶対に存在しているであろう、縦ヒダのアクセントの主張が強めな挿入感になっており、少し回転させてあげればちょうど裏筋にその縦ヒダがフィットしてくれていい感じの裏筋特化型な挿入感になってくれる感じですね。

ただ、四本それぞれの縦ヒダが個性的な挿入感になっているかと言えばそうではなくて、確かに言葉には出来ない程度のちょっとした刺激の変化こそは感じ取れるんですが、どちらかと言えば"刺激の強弱"の方が分かりやすく伝わってきてしまう為に、ある角度では「裏筋に効きやすい、モコモコとした縦ヒダの挿入感」にはなるものの、ある角度では「裏筋の刺激がわかりにくくて、亀頭の上や斜め側に縦ヒダがやけに当たる挿入感」のような刺激になってしまったりするので、結局の所色んな挿入感を楽しむ為の四本の縦ヒダにはなっておらずに、自分が一番心地よさそうな所を探す為だけの4本のヒダみたいな存在になってしまっている感じですね。

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縦ヒダによっての強弱のバランスがある程度均一であれば、もう少し角度によっての挿入感の違いみたいなものも楽しめたのかもしれませんが、4本のうちの2本のヒダの主張が結構強めなものになっているので、主張の弱い縦ヒダを裏筋側に配置した時にはそれ以外の縦ヒダの存在が少し邪魔なものに感じてしまいますね。

縦ヒダの主張に負けないくらいの、ベースの刺激となる横ヒダのジョリジョリとした刺激も同時に感じられるようなバランスになっているのは、これまたさすがのRIDE JAPANな調整っぷりではあるんですが、縦ヒダの主張に負けない横ヒダ加減なだけに、ジョリジョリ感が少し強めで繊細さを伴うような横ヒダの気持ち良さははあまりなく、もちろん普通に気持ちの良いヒダ系の刺激ではあるんですけど、ヒダタイプのオナホに求める水準の高いシンプルな気持ちよさよりかは少し満足度の低いものになってしまっているような気もしますね。

オススメ度としては★4か★3でかなり迷ってしまうくらいのもので、たまには迷った時はランクダウンの法則を発動させて★3と少し厳しめな評価にしておきましょう。

オナホデータ

M10703-01-670xトリップビート
平均価格:2,200円前後
1gの値段(nkp):約5.3円
刺激レベル:■■■■□(5段階:3寄りの4)
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