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今回はハトプラの
『KUCHI-MAN[くちまん]2 in 1』
試してみました。

貫通両穴型のホールですね。



『貫通型ホールの終焉』

10年程前であれば"まだ"ちらほらと見かけたような気がする貫通型ホールも、現代ではさっぱり見かけなくなってしまい、オナホールの歴史と共に"ほぼ"消え去ってしまったといっても過言ではなくなってきた昨今のオナホ事情。

貫通型ホールには貫通型ホールなりのメリットはもちろんいくつかあるんですが、圧倒的に非貫通型の方が好まれているという市場のニーズを受けて、メーカーとしてもわざわざ「売れにくい」貫通型ホールを作るメリットもあまりなくてじわじわと市場から消えてしまっていたのが、ここ10年くらいの流れになり、2024年となる昨今では「探しにいかないと見つけられない」レベルに数が少なくなってしまいましたね。

さらに言えば、貫通型ホールを好んで使うオナホーラーなんかは、好みの非貫通型ホールに少し手を加えるだけで、瞬く間に貫通型ホールとしても楽しめてしまうだけに、「ユーザー側からの貫通型発売への強いニーズ」というのも生まれなかったのが、貫通型が淘汰されていってしまったもう一つの理由なのかもしれませんね。

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そんなわけで今回は絶滅危惧種に指定されている貫通型のオナホールとなっており、探しにいかなくても見つかるレベルな有名メーカーのハトプラからの貫通型ホールの発売ですね。

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ただ単に底面に穴を開けた貫通型ホールではなく、フェラとアソコの造形を両サイドにつける事で、二穴ホールとしても楽しみやすい貫通両穴型のオナホールとなっているのが特徴ですね。

肉厚の影響が一切なくて、構造をうまく工夫すれば両穴で異なる挿入感が楽しめるという事で、二穴ホールとしてはかなり実用的な構造の一つではあ、そもそもの話「貫通型になってしまう」という当たり前のようでわりと無視出来ない特徴(あえてデメリットとは言わないが)も同時に持ち合わせてしまう為に、あまり本腰を入れて作るメーカーもなく。どちらかと言えばジョークグッズ的なジャンルに入れられてしまう構造だったりしますね。

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なんと贅沢にもフェラ側の穴の入口付近には『歯のパーツ』まで付けられている始末で、ちゃんとフェラホールよろしく舌パーツまでつけられていますね。

反対側はわりと狭めなヒダっぽい構造になっており、ちゃんとどちらの穴からでも挿入感の変化が楽しめるようなオナホールになっているのは何よりなんですが、どうしてもこのタイプのオナホールで思い出してしまうのが、およそ7年程前にレビューしたZEMALIAというメーカーのオナホールですね。





そこそこ良いレビューのネタになったので今でこそは良い思い出ですが、上記2つのフェラ+アソコな両穴貫通型のオナホールのイメージ強すぎる為に、今作のコンセプトを見てもあまりいい感情が芽生えてこないのはここだけの話です。

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イラストは『ぴょん吉』というイラストレーターの方が描かれているとの事でした。


開封してみよう

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あまり良いイメージはない・・・とは言っても、今回のオナホールに罪は全くないので、

「ハトプラがしっかり作ってくれているのであれば、またイメージも変わるはず!」

なんて思いながらも箱を開封してみると、中国製のオナホールによくありがちな半透明の袋に包まれていて、ピリっとした緊張感が走りますね。

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思わずパッケージの表記の方を確認してみると、小さい文字で『MADE IN CHINA』な表記がしっかりと書かれている始末でした。

このニッチなコンセプトにハトプラが挑戦してきたのかと思っていたんですが、この表記と梱包袋で「ただの中国ホールの輸入リパッケ品」の可能性がグっと高くなってしまい、「なるほど、それでこの珍しいコンセプトだったのか・・・」とある意味納得感のある貫通両穴型のオナホールなわけでした。

TIS系のメーカーが全て「ハトプラ」に統合されて、わかりにくくなってしまったんですが、エグゼ路線なオナホールだったというわけですね。

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重量は約350g、全長は約14cm。

中央に窪みが付けられているダンベル型の造形が採用されています。

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穴の長さは約13cm程。

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コンセプト通りに片側にはフェラホールらしい唇な造形と、反対側にはアソコの造形が付けられています。

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。

普通~少し固めくらいで、臭いはほぼ無臭くらい。油っぽさの方はほどほどくらいな素材が使われていますね。

+1硬

固さ加減の説明の詳しい表はこちらから

固さレベルは『+1』と同じくらいの固さ加減になっています。

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さすがの中国製なオナホールなだけあって、造形のクオリティはなかなかに高めなものが採用されており、アソコ側には鳥肌スキンの加工が施されていますね。

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フェラ側には歯のパーツが上下に付けられており、少し固めなしっかりとした歯のパーツになっています。

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アソコ側は少し狭めでヒダっぽい構造が見えていますね。
二層のインナー素材は、そこまでアウターとの硬度差があるわけではなく、触った感じだけだと同じ『+1』くらいな硬度のように感じられました。

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なんというか、昔レビューしたZEMALIAなオナホの内部構造にめちゃくちゃ似ているような気がするのは、きっと気の所為ではなくて、何らかの因果関係がありそうな気がしているのはオナ郎だけでしょうか。

挿入してみよう

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。

とりあえずはフェラ型から試してみました。

歯のパーツがわりと固めなパーツだったので恐る恐る挿入してみると、挿入時にはやや怖めな引っ掛かりがあるものの、一度奥まで挿入してしまえばそこまで歯のパーツが痛みを伴うようなバランスにはなっておらず。

程良い力加減でペニスの上下をカリカリと引っ掻いてくるような、アクセントと捉えてもいいくらいの刺激になっており、とりあえずの歯付きなフェラホールとしては実用性のある挿入感になっていました。

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全体的にどこかしらはモコモコとしていて、奥の方には少し狭い穴の締め付け具合に加えて、穴からペニスが飛び出す際にポコっとした軽い引っ掛かりがある刺激にはなっているんですが、

全体的に非常にのっぺりしていて、気持ち良さを感じられるポイントが少ない挿入感

になってしまっており、シンプルに「あんまり気持ち良くねぇな・・・」と思ってしまうオナホールになってしまっていますね。

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。

アソコ側にしても同じ構造のオナホールを反対側から挿入した所で大きく挿入感が異なるという事はなくて、入口付近にやや締め付けとヒダのコリっとした刺激を感じられる変化は味わえるんですが、中央から奥にかけては刺激ポイントの少ない全体的なのっぺり感というのは共通しており、どちらの穴から挿入したとしても「そんなに気持ち良くねぇな・・・」という、シンプルな気持ち良さの面で物足りなさを覚えてしまうオナホールですね。

アソコ側から挿入した場合は、出口付近に歯のパーツが来る事になるんですが、思いの外亀頭に歯がガリガリと当たって痛く感じる事はなくて、すこし固めのパーツが裏筋付近に当たってくる触感なんかは、「気持ちいい」とまではいきませんが、奥側のアクセントとしてはそれなりに機能しているように感じられますね。

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オナホールを「使える」と「使えない」のめちゃくちゃざっくりとしたザルの中に放り込んで見れば、「使える」方にはまだ入っているとは思うくらいのオナホールとしての実用性はあるんですが、兎にも角にもどちらの穴に挿入するにせよ、シンプルに気持ち良さを得る為の刺激ポイントが少なすぎて、いっその事「手でオナニーした方が気持ちいいんじゃないのか?」と思ってしまうくらいの満足度の低い挿入感になっていますね。

一応射精にまでは到達出来る・・・というよりかは、シンプルにストロークしていてもそんなに気持ち良くないので、

こちら側の工夫や努力や妄想力でなんとか射精しようと思えば可能である

といったような使い心地になってしまい、一夜のオナニーの相手を任せるには少し力不足さを感じてしまうオナホールですね。

オススメ度としては20点台くらいな★2がちょうどいい評価になってしまうと思います。

オナホデータ

M10960-01-670xKUCHI-MAN[くちまん]2 in 1
平均価格:2,600円前後
1gの値段(nkp):約7.4円
刺激レベル:■■■□□(5段階:3)review002
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