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今回はTENGAの
『TENGA ARTE(アルテ)』
試してみました。

TENGA史上最高の柔らか快感的なオナホールですね。



さてめちゃくちゃ久しぶりな気がするTENGAの新商品なレビュー。

最後にレビューした2022年の『TENGA Bobble』以降、新商品はそこそこ発売されていたようではあるんですが、続編ものだったりカップものだったりが多くてレビューを見送っていた所、今回ちょっと面白そうなオナホールが発売されたとの事で、実に約2年振りくらいにTENGA製品を触らせて頂きましょう。

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『TENGA ARTE』

と名付けられている”芸術”的な意味となる今回のオナホールのシリーズ。

普段我々が目にする「オナホール」とはかけ離れた、アート感のあるデザイン性に優れすぎたオナホールとなっており、なんとなく過去作の『TENGA Bobble』や『TENGA スピナー』辺りを彷彿とさせるようなデザインとなっていますね。

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その外側に透けているカラー素材な部分がそのまま内部構造を形作っており、紫色の『ドレープ』の方は横ヒダに突起を加えたような構造。黄色の『ツイード』の方は網目のような構造になっています。

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TENGA スピナー』のような回転ギミックであったり、『TENGA Bobble』や『TENGA クリスタル』のような異物感を楽しめたりといった特殊なギミックは今作では組み込まれてはおらずに、見た目の特殊さ以外はわりと普通のオナホールと近いコンセプトで発売されているみたいですね。

構造だけで言えば

「二層構造とクリア素材を使ったオナホール」

とも言えるんですが、そのビジュアルインパクトの高さやデザイン性の高さだったりは、もはや我々が親しんでいる「二層のクリア素材なオナホール」とは大きくかけ離れたもののように見えてしまいますね。

TENGAのようなオナホメーカーが他に1つや2つくらい現れてくれば、こういった次世代的であったり未来的なオナホールの流れが競争の上に加速して、今現在流通しているようないわゆる"普通のオナホール"は数十年後には淘汰されてしまう未来もありえるのかもしれませんね。

現状は「TENGAだけが別の土俵で戦っていて、もはや競合だとかライバルにすらなれていない」というのが大多数なオナホメーカーの状況な上に、「日本のアダルト業界」という特殊な業界の性質上、巨大資本を持つ大手の会社が参入してくる可能性は限りなく低いので、少なくとも10年や20年くらいでは今のオナホールのトレンドが大きく塗り替わるような事にはならない・・・とは予想しています。

開封してみよう

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保管用としても機能するケースに入っている本体。

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蓋の方には空洞のある棒がついており、乾燥と保管を同時に行えるケースになっています。

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ちゃんと蓋と棒の部分は簡単に取り外せるようになっており、衛生面にも配慮されたユーザーに寄り添いすぎた仕様が感動すら覚えるレベルですね。

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全長はどちらも13cm程で、紫の『ドレープ』が約132g。黄色の『ツイード』が約157gと内部構造の違いのせいなのか20g程の重量差があるシリーズとなっています。

「100g台前半くらいの重量しかないのか・・・」

というのが開封してからちょっと驚いてしまった仕様で、もはやオナホ業界的には200g台のオナホでも不満が上がってくるこの時代に100g台で発売してくるというのが、なかなかに珍しい試みなんですが、さすが別の土俵で戦っているTENGAなだけに、あまりグラム数だとか肉厚だとかそういった所は関係ないのかもしれませんね。

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。

柔らかめな素材で臭いはほぼ無臭。油っぽさの方も控えめ気味くらいで収まっているTENGAの素材感。素材意識が高めな方でもまず不満は出ないであろうオナホ的な不快感はない素材ですね。

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固さ加減の説明の詳しい表はこちらから

肉薄すぎて比較するのが非常に難しくてあまり自信がないんですが、『-1』かあるいは『-2』くらいはありそうなくらいの柔らかさ加減になっています。

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入口はかなり大きめの丸穴になっており、内部の口径もかなり広い作りですね。

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『ドレープ』の方は二色の帯っぽい感じのヒダが交互に付けられており、所々にコブっぽく盛り上がっている部分がついている感じですね。

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『ツイード』の方は網目状のものをレイヤーで重ねているような構造になっており、網目が重なる部分にほんのりと隆起したコブっぽいものが付けられている構造になっています。

どちらの構造もインナー素材で使われているカラーな素材部分は、外層よりも少しだけ弾力のある素材で作られているようですね。

『ドレープ』に挿入してみよう

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。

まぁ悪いものではないな・・・くらいの挿入感

になってはおり、良い点もあるんですが先にあまり良くなかった点を述べておくとしましょう。

一般的なオナホールに比べて快感性能の伸びがあまり良くなくて、射精くらいには到達できる気持ち良さこそはあるんですが、評価で言えば★5はおろか「★4にも絶対に到達していないな」と自信を持って言えるくらいの★3程度な気持ちよさの性能しかなくて、シンプルに「気持ちよさ」の点でいま一歩物足りなさを感じてしまうオナホールですね。

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良い点を挙げるとするならば、100gとちょっとくらいのグラム数しかないくせに、肉厚感やら薄っぺらさによるネガティブな感想はそれほど湧いてこずに、普通のオナホールに挿入しているのとはちょっと違った。オナニーの補助グッズを使っているような使い心地になっているは良い点だと思います。

その薄っぺらさによって、バキュームをしてあげるとペニスにぴったりと吸着しながら張り付いてくるような挿入感なんかはわりと独特な使い心地になっており、外層素材の柔らかい素材のムニュっとした感触と、カラフルなインナー素材によるタイトなプリっとした刺激がうまくミックスされており、柔と硬の二種類の素材のギャップ感を同時に楽しめるような、「二層素材」ではなく「二種ミックス素材」的な使い心地になっているのはなかなかに新しい感覚ですね。

どこかしらにもう一押しの性能を期待したくなるような代物でもなく、例えて言うなれば冬のオシャレな着こなしが防寒を目的としたものではないのと同じくして、このポップでオシャレな見た目のオナホールが純粋なオナニーの気持ちよさを目的としただけのものではないのと同じように、これはこれとてライト層なオナホーラーにとっては有用なものではあるんじゃないかと思います。

オススメ度としては50点あるかないかくらいの★3がちょうどいい評価ですね。

オナホデータ

001TENGA ARTE DRAPE テンガアルテドレープ
平均価格:2,200円前後
1gの値段(nkp):約16.6円
刺激レベル:■■■□□(5段階:3)
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販売店はこちら

『ツイード』に挿入してみよう

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。

構造的にはこちらの『ツイード』の方が面白い形をしているんですが、実際の挿入感としては

わりと明確に『ドレープ』より一段階劣る性能

で、気持ちよさの面でも「そんなに気持ちよくない」寄りな感想を抱いてしまうようなオナホールですね。

挿入感としては良い面と悪い面があり、良い面としてはこんな150g程の軽量オナホでありながらも、イボのモコモコとした刺激はかなり分かりやすく伝わってくる上に、網目っぽい感じのやや大ぶりなヒダ成分も混じっていたりと、「エッジ感」という意味ではこの重量ながらも非常に良く出来たオナホールになっていると思えますね。

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ただ、内層素材が壁びっしりに埋まってしまっている為に、『ドレープ』で感じたような「オナニーの補助グッズを使っているような独特な使い心地」であったり「2種素材のミックス感」の印象が随分薄くなってしまっており、どちらかと言えば普通のイボ系な小型ホールの挿入感に近づいてしまっているのが、この場合はマイナスに作用してしまっている感じがあり、強いてこのオナホールを使ってオナニーしなければいけない理由みたいなものが見つけにくくなってしまっていますね。

エッジ感のあるモコモコとしたイボ自体は構造としてはうまく機能してはいるものの、イボメインなオナホールの「気持ち良さではヒダに劣る」というのが顕著に出てしまっている挿入感になってしまっており、挿入感の上でも気持ちよさの上でも満足度が高くない使い心地になっている感じですね。

オススメ度としては★2くらいがちょうどいい評価になると思います。

オナホデータ

002TENGA ARTE TWEED テンガアルテツイード
平均価格:2,200円前後
1gの値段(nkp):約16.6円
刺激レベル:■■■□□(5段階:3)
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販売店はこちら