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今回はホットパワーズの
『ミミズ絡みの蠢き絵巻 ~粘膜を添えて~』
試してみました。

触手コンセプトなオナホールですね。



『触手系のオナホール』

「触手」という表現のしやすさであったり、いかにも気持ち良さそうというキャッチーな要素も多く含んでいるので、わりとオナホールとは相性の良さそうなこの『触手系のオナホール』なわけですが、構造のどこかに触手っぽい要素を混ぜ込んできているようなものは数多くあれども、わりとどストレートに「触手系のオナホールです」とメインコンセプトに据えてきているものは、実の所そこまで頻繁にお目にかかる事が出来なかったりする昨今のオナホ業界。

その昔『あいさぽーと』というメーカーがまだ元気にやっていた頃なんかは、「触手専門メーカー」よろしく、わりと頻繁に触手タイプのオナホールをレビューしていたものですが、悲しいかな新作を出さなくなっておよそ10年近くの月日が経ってしまいましたね。
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そんなわけで今回はホットパワーズからの、わりとどストレートな触手コンセプトなオナホール。

あらかた先程の触手的な前置きを書き終わったあとに気付いたんですが、パッケージ的に推されているのは触手よりも『ミミズ』の方で、ちょっとから回ってしまった感じがあるんですが、公式の説明文の方では『触手』の方がゴリ押しされているので、まぁ風と共にオナホールというわけです。

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ミミズ系と言えば比較的最近のもので言えばピーチトイズの『KAKU-MEIKIシリーズ』が真っ先に思い浮かぶ所ですが、あちらの方は数百匹のミミズを繊細な構造で再現しようと試みたものに対して、今作の方は

もう少し大きめの数匹からならミミズの構造

を再現しようとしているものとなり、同じミミズコンセプトでもメーカーによって解釈が異なるというのがオナホールの面白い所ですね。

この二つのミミズ系の構造の違いというのは、
  • 繊細でシンプルな構造であればあるほど安定感のある気持ち良さが増す。
  • 大振りでダイナミックな構造であればあるほど特徴的で個性的な挿入感が増す分、クセの強い不安定感が上がる
みたいなオナホの構造における基本的な解釈で説明しやすい違いだな・・・と思ったので、ちょっと図表みたいなものを作ってみました。


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テンション上がって作っていたら1時間くらい経過してしまっていたんですが、もうちょっと詰めれそうな気もするので異論は認めまくっています。縦軸を「シンプルな気持ち良さ」ではなく「気持ち良さの安定性」にした事で、ずいぶん柔軟な表になったんじゃないかと自負しているんですがどうでしょうかね。

この例で言えばKAKU-MEIKIは右上寄りで、今作は右下寄りみたいな所に分類分けされるのかもしれませんね。

トレンド的に言えばやはり右上らへんが昨今のヒット作に多いような気もしますね。

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イラストの方は『右の人みつる』というイラストレーターの方が描かれているとの事でした。

開封してみよう

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重量は約512g、全長は約16.5cm。

『クラシック形状』という規格のシンプルな造形が使われており、今回は上から二番目に大きい500g前後なサイズが採用されていますね。

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。

硬さは普通~少し固めくらいで、臭いの方は「粘土+油」っぽい感じが少し強めについており、油っぽさの方は少し気になるくらいについている『メテオ素材』が使われています。
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固さ加減の説明の詳しい表はこちらから

ホットパワーズ公式の説明では『+1硬』素材が使われているとの事なので、改めて触り比べるまでもなく『+1』な素材ですね。

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入口はかなり広めな穴になっており、オナホ的には珍しい部類ですね。

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説明されるまでもなく「ミミズっぽいヒダ」と言えるような長い突起が付けられていますね。

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突起の大半は壁と接着されており、その先端付近だけがウニョウニョと自由に動き回れるような構造になっているみたいですね。

奥の方に付けられている縦ヒダはかなり背が高くて細い構造になっているみたいです。

挿入してみよう

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。

「すげぇ使いにくい」

メインコンセプトのミミズ触手構造もそこまで良い印象にはなっていないものの、とりあえずのオナホ的な使用感としては非常に使いにくいものになってしまっており、

本当にホットパワーズの中の人達が「これは良いものだ」と納得しながら出したオナホールなんだろうか・・・?

と疑問すら抱いてしまうような使い辛さを感じてしまうオナホールですね。

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使いにくさの原因としては、この例を見ないレベルの広すぎる入口の口径によるもので、使用前には当たり前の話「これだけ入口が広かったらバキュームしても空気が漏れてしまうのでは?」なんて懸念点がありつつも、ホットパワーズの説明文では「バキューム効果を楽しんで!」みたいな説明がいくつもされていたので、「ほな空気漏れはそんなに気にならん使い心地なのか」と思っていたら、普通に空気がガバガバと漏れてしまって、バキューム効果を持続させるのが非常に難しい使用感になってしまっている感じですね。

奥の方から空気を絞りとるように丁寧に空気を抜いてあげれば、最初の数ストロークこそはバキューム効果を楽しめはするんですが、普通に使っていればわずか数ストロークしただけでバフっと中に空気が入ってしまいますね。

一応、入口を手でギュっと締め付けた状態でストロークしてあげれば、空気はそれほど抜けずに「バキューム感を楽しめる」くらいの使い心地にはなるんですが、わざわざそんなひと手間かけさせるくらいだったら、そもそもこんな特殊な入口じゃなくて普通にバキュームしやすい普通の入口を採用しといてくれや・・・と言いたくなってしまうような使い心地でした。

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入口付近には壁と接着されていない自由な状態の触手がいくつかつけられており、確かに入口からダイレクトにその動く突起ゾーンに突入出来る・・・というのは、ワイドな入口ならではの多少新鮮な挿入感ではありましたが、やはりそのバキュームが全く効いていない状態では所詮オマケ程度なアクセントの刺激になってしまっているので、射精を伴うような本格的なオナニーを楽しもうと思った場合は、どうしてもバキューム状態を作り出してあげる必要があり、そのバキューム状態をキープするのに非常にストレスがかかってしまう使用感になっている感じですね。

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触手的な動きや挿入感にしても、少し突起の手数が足りないようにも感じてしまう、「触手一歩前」くらいの印象がありますね。

確かに入口付近にはグニョっと亀頭に当たってくる長い突起の感触や、奥の方にはピンポイントで裏筋にゾリっとしたアクセントを加えてくれる縦ヒダが付けられてはいるんですが、それらがさほど「触手っぽい複雑さ」であったり、理想的な触手の「グニョグニョと蠢く感じ」を演出出来ているのかと言えば、そこには至っていない感じがあり、

のっぺりした穴に多少長い突起が当たってくる感触がある

くらいの挿入感の印象の方がイメージとしては近くなっているのが残念な所ですね。

そもそもの内部構造的な気持ち良さとしては、頑張ってストロークしていれば射精くらいはまぁ持っていけるくらいの気持ち良さくらい。それに加えて気持ち良さの向上のためにはバキュームが必要なのにそれが行いにくいという入口形状の欠点も踏まえれば、実用性はかなり低いオナホールになっているように感じてしまいます。

入口の形状が普通であれば多分★3くらいをつけているであろうオナホールで、現状の仕様では★2くらいが一番しっくりきてしまう評価ですね。

オナホデータ

hop186-00ミミズ絡みの蠢き絵巻 ~粘膜を添えて~
平均価格:4,300円前後
1gの値段(nkp):約8.4円
刺激レベル:■■□□□(5段階:2)
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