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今回はRENDSの「A10ピストンSA専用ホール」の
「スティールα・スロートβ」
の2種類を試してみました。

以前レビューした「A10ピストンベーシック」や「A10ピストンSA」の専用ホールですね。



数ある電動ホールがある中でも、とりあえず今の所は

唯一無二な生っぽい動きをしてくれるピストンホール

という事でなかなかの高評価になっている「A10ピストンSA」や「A10ピストンベーシック」。





デフォルトで付属している専用ホールの他にも、いくつかカスタム用に専用のインナーパーツが発売されており、今回はその中でも比較的最近発売されたであろう2種類の方をレビューしてみましょう。

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今回選んでみたのが「スティールα」と「スロートβ」のこの2種類。

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NLSにて掲載されているこちらの表をお借りして説明してみると、発売予定のものまで含めると、

現時点で20種類

というわりと気の遠くなる数でシリーズ展開されていますね。

一月(ひとつき)まるまる使って全種類のレビューをしてみるというのも個人的には全然アリなんですが、似たようなオナホールをレビューし続ける日が続くと、オナ郎ではなく皆さんの方が飽きてしまうであろう事を考慮して、とりあえず何でも良かったんだけど、NLSのサイトの新商品でピックアップされていたのが今回の2種類のオナホールだったので、あまり迷う事なく選ぶ事が出来た感じですね。

ちなみに白い方の「アルファ」と青い方の「ベータ」との違いは単純に素材の違いのようですね。

アルファ(白)=ノーマル素材。
ベータ(青)=ソフト素材。


なんとなく直感的にはソフト素材の方が新しく作られたのかと思いきや、先程の一覧表を見る限りではノーマル素材の方が新しく導入された新素材だったみたいですね。

スティールαの仕様等


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基本的な仕様なんかはデフォルトで付属していた「クローバー」とほぼ同じはずなので、とりあえず内部構造やコンセプトなんかを先に確認して、開封後の仕様は後でさくっと紹介させて頂きましょう。
前半のゾリゾリとした細溝を超えると、グッと狭くなった太溝へと侵入する、2段構えの王道的なV溝加工です。

段差を超えるたび、大きな刺激が走る特性は、ピストン機構との相性も抜群。
という事で、基本的には横ヒダベースな内部構造になっているのがこちらの「スティール」。

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公式で用意されている断面図単体の画像がなかったので、切り抜いてきました。

特徴的なのは入り口側と奥の方に、子宮ゾーンのような窄みをもたせている点で、この辺がクポクポと刺激してくるような挿入感になりそうな構造ですね。

今の今まで内部構造を一切確認せずにこの二種類を選んでしまったんですが、何もあまり好きではない子宮っぽい構造のオナホを選ばなくも良かったですね。

スロートβの仕様等

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スロートなんて名前が付けられているくらいなので、十中八九フェラチオ的なコンセプトなのがこちらの「スロート」。
テクニカルなオーラルプレイのひとつである"のど輪締め"をイメージした、もうひとつの疑似フェラタイプ。

ギュっと締まるような喉奥から広大なドームへの抑揚が楽しめます。
「のど輪締め」

この耳慣れない言葉を聞いて反射的に思い出してしまうのは、もちろんあのオナホール。



8年も前にレビューしたオナホールなのに、「のど輪締め」という言葉を聞くだけで思い出してしまうのだから、かなり強烈なインパクトがオナ郎の中に残っているという事ですね。

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正直な所、

まったく気持ちよくなさそうな構造

にも見えてしまうこのなんとも言えない断面図。
ピストンパワーでなんとなるのか、ならないのかは後のお楽しみにさせてもらいましょう。

開封してみよう

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カップホールのような容器に入っているだけに、なんだかデカくも感じてしまうパッケージ。容器の形はすべて同じで、シールを貼ってシリーズに対応しているみたいですね。

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中にはオナホしか入っていませんでした。

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こちらが本体の方。
入り口にプラスチックパーツがついていたり、リングのようなパーツがついていたり。中に針金っぽい補強パーツが入っていたりと、基本的な仕様はすべて同じですね。

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。(スマホはタップでおそらく再生)

揉み比べての映像ではさほど違いはないように見えますが、実際に触ってみれば「アルファ」の方は普通くらいの固さ加減。「ベータ」の方はそれよりもう少しだけ柔らかい微ソフトくらいの固さ加減になっており、はっきりと違いは分かりますね。

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こちらが「スティールα」の入り口付近。
少し奥まった所にもう一つの別の穴がついているような構造になっています。

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こちらが「スロートβ」の入り口付近。
こちらも同じように少し奥まった所にもう一つの穴が空いている構造で、さきほどのスティールよりも薄い肉厚の穴になっていますね。

奥の方には舌っぽい感じの突起が見えていたり、フェラっぽさを意識した構造ですね。

スティールαを試してみよう

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。(スマホはタップでおそらく再生)

気持ちいい。

初期から付属している「クローバー」にはさすがに及ばないだろう・・・と勝手な予想をしながらも実際に使ってみると、予想していたような子宮のクポクポ感を味わえるオナホールでは全くなく。想定以上に実用的な気持ちよさがあったりで少し驚いてしまいました。

めちゃくちゃシンプルに言うと、「ただの横ヒダ系の刺激」ではあり、大部分はその横ヒダのジョリジョリとした強めの刺激のみで完結している挿入感なんですが、これが

ピストンする事によって異なる挿入感とアクセントが加わっている

感じですね。

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具体的に言うと、この入口付近らへんがストロークによって、これまたモニュモニュと蠕動運動のように生き物らしく動いてくれるような使用感になっている感じですね。

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この入口付近の穴に空洞を持たせているのが、おそらくこのオナホに特別な挿入感を与えている原因になっている・・・・・・のかどうかは分かりませんが、このチクワのような穴が広がったり窄まったりと、肉厚や締付けに変化を毎ストロークごとに与えてくれるような挿入感に感じられ、奥のヒダゾーンの安定したゾリゾリ間とも相まって、

普通のヒダ刺激に加えて生き物っぽいモニュモニュとした動き

があり、ピストンホールでしかおよそ体験出来ないであろう不思議かつ実用的な気持ちよさに仕上がっているオナホールだと思います。

「ストロークしているだけなのに、なぜにこんな不思議な挿入感になるんだ?」

という疑問が湧いてきたので、入り口のカバーを外して動きを観察してみました。

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。(スマホはタップでおそらく再生)

こうして仕組みを見ればなるほど納得で、入り口のプラスチックパーツがストッパーになる事によって、

ピストンする時に入り口付近の素材が伸縮する動き

が可能になっており、内部構造の絶妙なバランスとも相まってこんなモニュモニュ感を演出出来ていたんですね。

やろうと思えば即射してしまいたいくらいには気持ちよく、かつ刺激的な挿入感は味わえたので、うっかり勢いよく★5を付けたくなる所ですが、「NOL GLEPIS BEAT(グルピス ビート)」をカスタムした時のバカ気持ちよさが電動ホールの問答無用な★5の気持ちよさだとすれば、今回のものは★4くらいをつけておくのが正しい判断のような気がします。

A10ピストンを持っていて、わりと刺激好きな方であればとりあえず入れ替えパーツとして持っておいても損はないオナホールだと思います。

オナホデータ

0d7200b6A10ピストン専用ホール スティールα
ショップ平均価格:2,800円前後
刺激レベル:■■■■□(5段階:4)
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販売店はこちら

スロートβを試してみよう

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。(スマホはタップでおそらく再生)

うーん・・・こちらもなかなか・・・。

先程の「スティールα」とは違って、比較的まったり気味な低刺激な挿入感を味わえるのがこちらの「スロートβ」となっていますね。

「スティールα」ではわりと早めのストロークでも十分気持ちよかったんですが、こちらの「スロートβ」では、あまり早すぎるスピードでは気持ちよさが損なわれてしまい、おおよそスピード調整としては7段階のうちの3~5くらいの間で楽しむのが適切な動きのように感じられました。

「のど輪締め」と言われれば、確かに程良い窄んだ締付け具合と、微妙に蠢く内部構造。そしてヌルっとした柔らかい素材とも相まって「のど輪締め」と言うのであればおそらくそうなんだろうな、と納得する事は出来るんですが、いかんせんその締め付け感が構造上、奥ではなく入り口付近にしか存在していない為に、

喉奥のディープスロートと言うよりも口を窄めたいい感じのフェラチオっぽさ

の方が非常にしっくり来てしまうような挿入感で、喉奥の方は逆に刺激や締付けがほとんど感じられない分、コンセプトとのズレを感じてしまいますね。

「ちょっと浅めに挿入して亀頭付近でのど輪締めを味わえばそれっぽいのでは?」と閃いて試してはみたんですが、なぜか浅めに挿入してストロークさせてしまうとこのピストンの動きによるモニュモニュ感の魅力が減少してしまう為に、正しい快感を得ようと思った場合はやはり根本まで突っ込んで竿全体でストロークの動きを味わった方が気持ちの良い使い方になってしまいました。

構造による分かりやすい刺激というものがほとんどなくて、ちょっとしたヒダくらいは感じられるかな?くらいのささやかすぎる内部構造なんですが、「動き」と「柔らかさ」と「窄み」とほんのちょっとしたザラついた刺激でも、まったりとした快感を得るには十分で、ゆっくりと動いてもらいながらフェラチオのシーンを脳内でイメージするだけで、まったり系のオナホールよろしく大きな快感の波を得ながら射精にまでゆっくりと導かれるようなオナホールとなっていますね。

勝手に動いてくれる、というオナホ側の能動的な動きの助けもあって

フェラっぽさで言えばかなり良い所まで行っている

と言えるようなオナホールとなっており、こちらもオススメ度としては★4くらいはつけても問題ないような仕上がりになっている感じですね。

オナホデータ

3ca70d2aA10ピストン専用ホール スロートβ
ショップ平均価格:2,800円前後
刺激レベル:■■□□□(5段階:2)
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販売店はこちら

まとめ

  • 分かりやすい刺激寄りな気持ちよさなら「スティールα」
  • フェラっぽさとまったり感を味わいたいなら「スロートβ」
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そんな事を思ってしまうくらい、どちらのオナホールもA10ピストンの動きに合わせた、非常に綿密に計画的に、たくさんの試作を繰り返して作られているであろう緻密なバランスのオナホールのように感じてしまいました。

別売りの専用ホールを試す事によって、A10ピストンの評価が少し上がったように感じてしまい、これだけ良いのであればまた他の専用ホールも使いたくなってしまいますね・・・。