
今回はトイズハートの
『ブラックホール ジャイロ』
試してみました。
回転タイプの電動ホールですね。
レビューとしては2020年以来の『レッドイーグル』ぶりとなる久しぶりなトイズハートからの電動ホール。

そんなキャッチコピーよろしく、機能としては非常にシンプルな回転機能だけが搭載されている電動ホールとなっています。
たいして実用性のなさそうなやたらと多機能な電動ホールよりかはよっぽどシンプルで実用性が高いであろう「回転機能だけの電動ホール」ではあるんですが、令和のこの時代に回転機能だけの電動ホールってのも、ちょっと時代錯誤な気もしてしまいますね。

商品名にもなっている「ジャイロ」の通り、例えば過去にあった『TENGA GYRO ROLLER(ジャイロローラー)』のように、傾きセンサーみたいなものが搭載されている・・・とかであれば、電動ホールとしては珍しいコンセプトだったんですが、それらしい表記はどこにも書かれておらず。
「選べる5種類の絶頂回転」
なんてさもそれが凄い事であるかのように書かれていますが、たったの5パターンしか用意されていないというのも、なかなかに貧弱な機能の電動ホールのように感じてしまいますね。

もはや電動ホールの分野では中国の開発力には全く叶わない上に、中国任せでは気持ちよさやオナニー体験におけるイノベーションが起きそうにもないので、例えば今適当に作ったこの画像のような「規格の決まったオナホであれば好きなものをセットして動いてくれる」ようなJIS規格的な電動ホールをどこかが作って、中身はそれぞれ統一の規格でメーカーの強みを活かすようなインナーパーツを自社から発売出来るようにすれば、日本のオナホ力の強みを大いに活かせるものが作れそう・・・なんて事を、きっと電動オナホ好きの方は誰しもが思っているであろう夢のような話ですね。
ピストン系のものはベルトで固定するだけで良いので決まった規格の造形やらサイズは必要なく、すでに実用的なものがいくつか発売されていたりしますね。
開封してみよう

付属品はUSBケーブルと電池とローションの3点で、わりと懐かしさを覚えてしまう電池で動くタイプの電動ホールになっているとの事。
一応USBケーブルを使う事で動作はするみたいですが、バッテリーはついていないみたいですね。

重量は約550g程で、全長は約26cm。、
取っ手の部分がグイっと曲がった独特な造形が採用されていますが、これが使用時にはメリットとなるのかデメリットとなるのかはちょっと予想しにくい所ですね。

入り口部分は別パーツの固めな素材が使われており、リアル系の造形が採用されています。

スイッチはシンプルに2つだけつけられており、上がパターンで下が電源ボタンですね。
電動ホールは基本的にONOFFしようと思った場合は長押しが採用される事が多いんですが、今作ではスイッチを軽く押すだけで電源が入るようになっており、瞬間的にストップ出来るのはわりと良い仕様ですね。
その分保管時に電池を入れたままにしてしまうと、意図せぬタイミングで電源がONになってしまうことがあるので注意が必要ですね。

取っ手の部分をクルクルと回せば電池ボックスが現れてくれます。

入口部分をクルクル回してあげれば、入口パーツが外れてくれますね。

インナー部分は磁石でつけられており、軽く引っ張ってあげると外れるようになっています。

インナーパーツは長い突起がたくさんつけられている昔ながらの電動ホールな定番系な構造が採用されていますね。

インナーパーツの蓋はツメで固定されており、持ち上げるようにして引っ張ってあげれば外す事ができます。

インナーパーツは固めな素材が使われています。

インナーパーツを台座に戻す時に、無理やり押し込んであげる必要があるんですが、蓋付近の所に穴を合わせてあげる必要があり、ここに上手に入らなさすぎてちょっとストレスを感じてしまいますね。
動作と動作音の確認用の生動画がこちら。
動作音は電動ホールの中では比較的静かな方だと思います。
弱と強の2パターンに加えて、一定の時間で左右の回転が逆向きになるパターンが3つ用意されていますね。
挿入してみよう

※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。
使いやすいっちゃ使いやすいし、気持ちいいっちゃ気持ちいい。
機能がシンプルなだけあって、とりあえず「回転して刺激する」というだけの機能ではあるものの、ある程度安定した回転による気持ちよさはあったりと、10年以上前から存在している回転グッズから何も進歩こそはしていませんが、「気持ちよい気持ちよくない」で語られてしまう電動ホールが多い中、射精を迎えられるレベルの気持ちよさを感じられるだけでも、電動ホールとしては及第点はある気がしますね。
長い突起がギュルギュルと回転しながらペニスをシバキ擦りあげてくるような刺激自体は、「これが回転ホールのベストである」と言うには程遠いような刺激具合ではあるものの、固さ強さ突起の数共にそこまで大きな不満にはならないくらいの、程々な気持ちよさを感じる事が出来るようになっていますね。
不満点としては、入口部分のゴムパーツが必要以上に固くて、初回挿入時には少し痛みを感じてしまうくらいに無駄な固さ加減になっているという点。
パターンの数が少なすぎる・・・というのはまだ良いとしても、最低のトルク状態でもわりと早めの回転になってしまう為に、せめてもう一段階くらい低速モードがあればパターンとしては最低限揃っていたように思ってしまう点。
もう一つは、奥行きがあまりないので、奥の奥までググっと挿入したまま回転させる事が出来ずに、常にペニスから少し本体を浮かせた状態で手で固定しておかなければいけない点で、快適性が少し劣るように感じてしまいました。
ただこの点に関して言えば、一方では奥の部分に亀頭を押し付ける事で刺激が得られやすかったり、挿入の深さ次第で刺激の調整がしやすいというメリットにもなっているので、そこまで大きなデメリットにはなっていない感じですね。
思いのほか良かった点としては、先程も触れていた「スイッチを押すだけで電源のONOFFが切り替えられる仕様」で、射精しそうになった時はすぐにOFFにする事が出来たり、スイッチのONOFFを繰り返す事で、パターンにはないリズムを刻んでペニスを刺激出来るというのは良い点でした。
回転しかしないシンプルな電動ホールであると割り切って購入すれば、最低限必要なものは揃っているので、さほど後悔はしないでしょうけど、「買って良かった」と思えるにはもう一つや二つ程気持ちよさ的にも機能的にも、設計的にも物足りなさを感じる電動ホールだと思います。
オススメ度としては50~55点くらいの★3がちょうどいい評価になりますね。
オナホデータ

平均価格:6,000円前後
刺激レベル:■■■■□(5段階:多分4くらい)

コメント
この手の電動ホールは昔からあるけど、いまだにA10サイクロンを超えるやつはないと思う
あっちは純正のホールだけじゃなくて中型サイズのホールでも取り付けられるしね
通常のオナホを切取ってインナーにしても、回転は低速だとオナホがねじれちゃうのよね。高速だと今度は固定自体が難しくなってくる。外付けピストンは可能でも回転が難しいのはこの辺りだと思う。
まずは電動界のベンツ、A10シリーズを1万円位で量産してもらえれば…
意外と少ないってそりゃ低速で安定動作するモータは設計段階から考慮すべき点多くて高価だし、安い中華の電動がアホみたいにハイパワー売り文句にしてるのも安く大量に作れるからだしな
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