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今回はKISS-ME-LOVEの
『TOKYO名器物語 SCRAMBLE』
試してみました。

昔なつかしなTOKYO名器物語の続編ですね。



ワシがまだ若い頃のことだ。昔々、日本で大ヒットしたオナホがあったんじゃ。

その名も『TOKYO名器物語』言うてな。なんでも女性の名器を彷彿とさせる、なんとも気持ちの良いオナホだったと言う。

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当時のオナホーラーたちは、TOKYO名器物語を手に入れるために、日夜懸命に働いた。そして、手に入れた男たちは、夜な夜な『TOKYO名器物語』に身を委ね、至福の時間を過ごしたり、壁にぶん投げてベタッとくっつく様を楽しんだもんじゃ。

しかし、時が経つにつれ、『TOKYO名器物語』の人気は衰えを見せるようになってしまった。今では懐かしい思い出となった『TOKYO名器物語』。ワシも、その頃を懐かしく思い出すんじゃ。

~~オナ郎じいさんのオナホ見聞録 第5集より~

そんな昔話風の物語が作られてもおかしくないくらいに、今より遥か昔のオナホ黎明期時代に名を馳せていたのが、この物語にも登場する『TOKYO名器物語』というオナホール。

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内部構造は、昔のオナホールにありがちだった超絶シンプルな横ヒダ構造という、今にしてみれば「化石やんけ」と思ってしまうような内部構造。

そして、半端のない臭いの強さに加えて、パウダーがかかっておらずに、「壁に向かって投げれば数秒くらいはくっつくんじゃないか・・・?」と思えるくらいに、ベタベタすぎる素材という、今にしてみれば「化石やんけ」と思ってしまうような素材感でしたね。

ただ、その強烈なベタつきと横ヒダから生まれるジョリついた刺激は、当時としてはセンセーショナルな気持ちよさで、数々のオナホーラーを魅了してやまなかった過去の名作的なオナホールの一つですね。


当時のものと全く同じかどうかは分かりませんが、今でも普通に販売しているというまさに『生きる化石』みたいなオナホールですね。

FANZAの発売日では2008年となっていますが、そんな最近発売されたものではおそらくなく(多分これはFANZAが登録した日付)。オナ郎の記憶では1990年代くらいにはすでに発売されているはずですね。


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そんな生きる化石となっている『TOKYO名器物語』の続編がこの度発売されたという事で、さっそくレビューしてみましょう。

今の若い世代のオナホーラーの方なんかは『TOKYO名器物語』なんてものも もちろん知らなければ『KISS-ME-LOVE』というメーカー名ですら「どこやねん」とツッコミを入れてしまうくらいに知らないメーカーになってしまっているかもしれませんが、オナ郎くらいのおっさん世代のオナホーラーであれば

「なつけーー!」

くらいの反応にはなるんじゃないかと思いますね。

ただ、そんな懐かしいオナホールの新作が発売されたからといって、めちゃくちゃテンションが上がったり、「是非とも試したいぜ!!」という感情にはならず。どちらかというと「現代のオナホールの速度に全くついてこれてなくてガッカリしてしまうんじゃないか・・・」という不安要素の方が大きいかもしれませんね。

いっその事、

「当時のベタベタ素材と構造のままのビッグ版!」

みたいなものを発売した方が時代の流れ沿いつつも、おっさん世代のオナホーラーに刺さるコンセプトのような気がしますね。
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内部構造は初代の『東京名器物語』のネジ的な横ヒダ構造を踏襲しつつも、4つのネジの束を角度を変えつつもブロック状に積み重ねているような構造に進化させてきていますね。



「進化させてきている・・・」とは言っても、現代のオナホールに照らし合わせてみれば、「どこかのオナホールで採用されていた構造だな」と、すでに類似構造が存在している目新しくもなんともない構造ではあるんですが、2020年にも発売されていた続編でもある『TOKYO名器物語NEO』のように、名器物語な面影も全く感じられない内部構造にするよりかは、さほど目新しくはなくともシンプルな横ヒダを推したような構造にするのは間違っていない選択だとは思いますね。

どちらかというと東京名器物語の続編にする上で最も重要なのは、内部構造ではなく、あのギャグのようにベタベタとした素材感

だと思うんですが、おそらくそこらへんの潜在ニーズはメーカー側は把握しておらずに、普通に現代的な素材になってしまっているんでしょうね・・・。

開封してみよう

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重量は約251g、全長は約14cm。

やけに平べったい

というのがファーストコンタクトでの感想で、そういえば当時のTOKYO名器物語もこんな感じの平べったい造形をしていたような記憶もありますが、今こうして触ってみる限りではどう考えても肉厚バランスが悪すぎるじゃろ・・・と思ってしまうような平べったすぎる造形ですね。

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後ろからみるとこんな感じ。

多少刺激系の挿入感であれば肉厚もさほど気にならないかもしれませんが、

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"再開発"をしてきたのであれば、ここらへんも現代に合わせて肉厚バランスの良さそうな造形に再開発してほしかったですね。

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。

ベタつきは全くない。

臭いも控えめで、油っぽさなんかも控えめ気味な、一般的な基準で言えば"良い素材"とも言えるような素材感なんですが、TOKYO名器物語としては悪手にも思える素材チョイスのように思えてしまいます。

固さは普通~少し柔らかめくらいですね。

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入り口は当時のTOKYO名器物語を思い出してしまうような、懐かしみのあるリアル系の造形ですね。

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入り口からだと勝利の構造よろしく、ヴァージンループ系の縦ヒダ構造に見えますね。

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ヴァージンループのような縦ヒダを少しずつ角度を変えて配置している構造になっていますね。

挿入してみよう

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。

当然気持ちは良い。

昔のオナホーラーを魅了した歴史のある横ヒダベースな構造なので、当然の如くジョリジョリと細かくゾリついてくる横ヒダの刺激が気持ち良くないわけはなく。横ヒダ構造に求めたくなるような気持ちよさの高めのハードルは普通に超えてきている挿入感になっていますね。

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続編よろしく初代のTOKYO名器とは違う改良点にもなっている縦ヒダの存在なんかも、ヴァージンループがその実力を10年程前に示してくれたように、ほんの少しだけ横ヒダの刺激に混じって縦ヒダがジョリっとした刺激の中に強弱のアクセントを与えてくれているような挿入感も当たり前のように悪くはない仕上がりになっていますね。

普通に評価してみれば、★5には届かないにしても気持ちよさだけでも十分★4くらいは付けられるような挿入感にはなっているんですが、いかんせん造形の懸念点だった

平べったすぎて横の肉厚感が頼りなさすぎる

という、サイドからの肉厚がスカスカのペラペラな挿入感になってしまっているために、トータルでの満足度や使用感なんかは、オススメ度を下げてしまう十分な要因になってしまっている感じですね。

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完全にキャッサバいてみれば、多少上方向に軸ズレしている仕様になっていたんですが、長方形の縦に長い造形が幸いして、

軸ズレである事すら全く気付かないくらいに普通に使えてしまった

という特殊な造形ゆえのメリットがこの造形にはあったみたいですね。

ジョリジョリとした横ヒダ系のオナホが好きな方にしても、昨今では横ヒダ系のオナホールなんてものは山のように発売されている為に、ベタベタとしたTOKYO名器物語らしさのないこの素材であったり、肉薄さの半端ないこの仕様では、「これだったら別のオナホを買った方が良いかもね・・・」という感想になってしまうのが残念な所ですね。

オススメ度としては★3くらいがちょうどいい評価になると思います。

オナホデータ

M9872-01-670xTOKYO名器物語 SCRAMBLE
平均価格:2,200円前後
1gの値段(nkp):約8.7円
刺激レベル:■■■■□(5段階:4か5くらい)
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