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今回はトイズハートの
『秘境欲情』
試してみました。

欲情シリーズ』の続編ですね。



「欲情シリーズの続編が遂に登場!」

という事で、全世界や日本中が待望の・・・っ!とまではもちろんいかないけれども、日本のごく一部のオナホファンの方々であればちょっとばかしは期待してしまう続編の登場ですね。



2017年に発売された『温泉欲情』が異例の大ヒットを飛ばした後に、いくつかのシリーズが発売されているわけですが、正直な所、初代の『温泉欲情』があまりにも完成度が高すぎた為に、正式な続編でもあった『温泉欲情2』も初代を上回る程に伸びる事はなく。





その他、二つ発売されている欲情シリーズも「そういえばそんなオナホもあったわね」くらいにしか印象に残っていなかったりで、未だに初代の温泉欲情を超える続編は発売されていないのが現状ですね。

もう少し突っ込んだ話をすれば、もともと初代の『温泉欲情』は十数年も前の遠い昔に発売されていた『まんぼう』というオナホールの復刻版みたいな商品だったらしいので、強いて挑戦的な言葉で言えば

過去のトイズハートのオナホ職人の壁を超えられるのか?

というのが裏課題になっている気がしますね。



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そんなわけで今回は第5弾となる欲情シリーズの2023年版みたいな商品になりますね。

トイズハートはオナホメーカーの中でもシリーズ化をかなり慎重に行っているメーカーの一つでもあり、ヒット作が出たとしてもバンバンと後続のシリーズを発売してこない昔ながらの戦略を取っていたりします。

ほとんどのオナホメーカーが今ではそうであるように、「ヒット商品をシリーズ化」してどんどん発売していくのは、戦略的には「今のオナホ業界的にはかなり正しい」とオナ郎自身も思っている所ではあるんですが、こうやってトイズハートのように1~2年に一回くらいのペースでゆっくりと続編を発売してくるスタイルというのも、「遂に出たかぁ!」という期待感が楽しめたり。現在では他メーカーとは差別化出来ているブランド戦略にもなっているんじゃないかと思います。

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内部構造は初代の『温泉欲情』の名残を感じさせてくれる"ぼてひだ系"ともいえる、太めな縦ヒダがつけられている構造ですね。

先程のシリーズ化ペースの話に少し戻ると、トイズハートがあまりにもゆっくりとしたペースで続編を開発している間に、

他メーカーが"ぼてひだ系"をベースにした内部構造を開拓しまくってしまった

という状況になっており、ここらへんの業界全体のスピード感の速さが現代においてメーカーがシリーズ化をスローペースで進める大きなデメリットになってしまっている感じですね。

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この構造にしても、昨今ではもはや類似の構造が多すぎて「なるほどですね」みたいな感想になってしまう構造ではあり、なんというか

勇者が山に籠もって修行して、いざ帰ってきたら別の勇者がすでに魔王を倒していた

みたいな印象を抱いてしまいますね。

開封してみよう

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重量は約384g、全長は約16cm。

重量は初代の温泉欲情よりかは40g程だけ大きくなっているミドルサイズなオナホールですね。中央付近にほんの少しだけ窪みがついていますが、ほぼほぼストレートなタイプの筒型造形ですね。

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穴の長さはおおよそ13.5cmくらいはありそうですね。

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。

固さは普通~少し固めくらいで臭いは控えめ。油っぽさの方も控えめ気味くらいに収まっている『ファインクロス』な素材が使われています。

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固さ加減の説明の詳しい表はこちらから

固さレベルはおおよそ『+1』くらい。『±0』とでかなり迷ってしまうくらいなんですが、慎重に揉み比べれば『+1』の方が近いような気がするので、便宜的に『+1』という事にしておきます。

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入り口は穴付近に楕円形の窪みが付けられている縦スジ感のある造形ですね。

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内部は一層素材で作られており、やや細めな縦ヒダが入り口からは見えていますね。

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内部は非対称型で、形のくっきりとした細め~太めな血管のような複数のヒダが縦横斜めに付けられている構造になっており、ベースの壁部分には感覚の少し広めな横ヒダが付けられています。

挿入してみよう

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。

気持ちいいやないか。

「ぼてひだ系の構造は散々こすられ過ぎてしまったのだ・・・」とは言ってしまったので、なんとも手の平返しみたいな感じになってしまって恐縮なんですが、ぼてひだ構造のよくある勝利のパターンとして「期待通りに複雑な太ヒダのグニョ付き具合+納得の気持ち良さ」みたいなものがあるんですが、今作ではそれよりも少し違った"良さ"みたいなものが確かに感じられる挿入感になっていますね。

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なんというか、全体の縦ヒダの数や太さや細さ高さや配置具合。そしてやや弾力感のあるプリっとした素材との相性が非常に良いように感じ、これを狙って作ったというのであればなかなかの職人芸だな・・・と感じてしまう秀逸さですね。

大小の縦ヒダが壁ぎっしりにつけられていながらも、それら一つ一つの立体感を感じられるような複雑な肉ヒダ感を味わう事が出来るようになっており、なおかつペニスとオナホの接地面積や密着感なんかも非常にバランス良く伝わってくる為に、

小気味良い縦ヒダの複雑さと気持ち良さをペニス全体で終始感じられるような挿入感

になっている感じですね。
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もうちょっと曖昧でオナ郎が感じた直感的な感想で言えば、

オナホとしてのオナニー力(りょく)がやけに高く感じるような使い心地

になっており、そこには「個性的なアクセントが効いていて素晴らしい!」といった評価よりも、「ストロークしやすく、飽きのこない小気味良い複雑さもあって、使いやすくて気持ちいい」と素直に感じられるような長けた実用性に魅力を感じられるオナホールになっている感じですね。

ゆっくりストロークするもよし。
高速でストロークするもよし。
少し回転させて縦ヒダのアクセントを変えるもよし。
浅く、時には長くストロークするもよし。
なんだったら、手の圧力を変えてもこれまたよし。

・・・と、わりとどのような使い方をしてもそれ相応に刺激加減が変化したり、気持ち良さの変化が味わえたりする懐の深い使用感なんかが、オナ郎が直感的に感じた『オナニー力(りょく)の高さ』みたいなものなのかもしれませんね。

初代の『温泉欲情』のような"ぼてひだ"ならではの独特な気持ち良さではなく、かなりタイプが異なる挿入感ではあるので、『温泉欲情』の続編としての期待に応えてくれていたり、超えてくるようなオナホールでなく。ぶっちゃけて言えば「別にシリーズの続編って感じでもない」ような別物のオナホールとして考えた方が良いかもしれませんね。

どちらかと言えば、「ここぞと言う時に使いたい特別なオナホール」や「新たな挿入感を探求する為の挑戦的なオナホール」ではなく、普段何気なく使うスタメン候補になりやすいオナホールなんじゃないかと思います。

それなりに刺激寄りな挿入感ではあるので、「刺激寄り」くらいのバランスが好きな初心者~中級者くらいの方にオススメしやすいオナホールだと思います。

オナホデータ

M10426-06-x秘境欲情
平均価格:3,300円前後
1gの値段(nkp):約8.5円
刺激レベル:■■■■□(5段階:4)
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