今回はRIDE JAPANの
『胸きゅんフォーリンフィット』
試してみました。
クリティカルフィット的なオナホールですね。
2013年の『ヴァージンループ』の発売以降、さも当たり前のように毎年必ず★5を取り続けてきたRIDE JAPANなわけですが、2024年は10月になっても未だに★5なオナホールは一つも出ていなくて、異例とも言える『★5落ちな年』になってしまいそうな気配が漂ってきまいましたね。
数年前に比べて「RIDE JAPANのクオリティが落ちた」ということは決してなく、むしろ毎年変わらずに高いクオリティと内部構造の企画力や安い価格。そして安定の気持ち良さと文句のつけようのない素晴らしいオナホールを作り続けているメーカーではあるんですが、強いて言うなれば「毎年変わらずな高いクオリティ」という意識の高く緊張感の低い停滞感みたいなものが今のRIDE JAPANを支えながらも、同時に鎖になってしまっているような気がしますね。
「胸きゅん」的な名前は雰囲気で付けているだけだとして、RIDE JAPANが「フィット」と名付けてくるからには、何かしらのフィット感が強調されているんであろう、今回のオナホール。
内部構造は、縦ヒダ→イボヒダ→網目ヒダで構成されている多段構造が採用されており、一番特徴になっているのは、後半に付けられている網目ヒダになりそうですね。
大きめの縦ヒダに網目状のヒダを組み合わせた構造になっており、一応コンセプト的にはこの部分にペニスが「ぬっぽりとクリティカルフィット」してくれるとの事で、胸きゅんな気分になれる事を期待しながらレビューしていきましょう。
開封してみよう
重量は約397g、全長は約14cm。
毎度お馴染みなミドルサイズのシンプルなテンプレ型な造形が今回も採用されています。
穴の長さはおよそ12cmくらい。
※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。
少し柔らかめで臭いや油っぽさはほどほどな定番の『バンジータッチ』な素材が使われており、今作は一層のみの素材ですね。
固さレベルは『-1』と大体同じくらいですが、めちゃくちゃ細かく言うと『-1』と『±0』の中間より『-1』寄りくらいの素材です。
入口はうっすらと穴付近に窪みが付けられているシンプルな丸穴造形。
入口付近には先程の断面図で見えていた、縦ヒダやらイボヒダがミックスした構造が見えているんですが、少し想像していたよりも細かい構造なので、多段構造で味が活かせているのかが気になりますね。
内部はほぼ対象型と言ってもいいくらいの、似たり寄ったりな構造で、奥には三角形の縦ヒダに網目が付けられている構造。
先程の断面図では少し見えにくかったポイントとしては、奥の子宮ゾーンも縦ヒダがびっしりと付けられている構造になっており、どうやらくっきりと4つの多段構造になっていたようですね。
挿入してみよう
※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。
多段構造のお手本教材にしてほしいようなオナホール。
オナホの事をあまり知らないであろう新メーカーが、「イボ→ヒダ→縦ヒダ!」みたいな、ものの10分もあれば数パターンくらいは生み出せてしまいそうなありきたりな多段構造のオナホールを作ろうと思った場合はどうか参考にして欲しいまである、多段構造の成功例のような挿入感になっているんですが、きっと参考にした程度では同じ高みにまで絶対に昇れないであろう、熟練の技術や知識の集約みたいなものを感じさせてくれる匠感のあるオナホールですね。
4段構造からなるこのオナホールですが、ざっくり分けて前半と後半とで変化を楽しめるような挿入感になっており、前半の『縦ヒダ+うねりイボヒダ』と、後半の『メッシュ縦ヒダ+子宮ゾーン』がセットになって、挿入感や刺激の大まかな味付けと変化を生み出している感じですね。
前半部分は密着感の高めな穴に、ニュルニュルとした細かい縦ヒダのアクセントが加わっている感じで、細かく分けて前半部分だけで二段階の刺激の変化が味わえるわけではないんですが、縦ヒダの構造にカーブを描くヒダやらイボが続く事で、雑味感のある複雑さが加味されている挿入感になっていますね。
中央からは第二ステージに突入したかのような景色の変わる空間の広い挿入感になっており、大ぶりな縦ヒダが起伏な立体感を与えつつも、三角ヒダの頂点がピンポイントでペニスに鋭いアクセントを与えてくれたり。横ヒダのくっきりとしたジョリジョリ刺激を少しマイルドにしたような網目ヒダの優しくも気持ちの良い刺激があったりと、部分的にはたったの1/4でしかない構造ですが、ちゃんとオナホの一番の特徴とも言えるメインディッシュな刺激として機能している感じですね。
奥の子宮ゾーンは、子宮系のオナホールのようにクポついた引っ掛かりのある刺激ではなく、縦ヒダゾーンから緩やかに移行していくような控えめな挿入感になっているんですが、ちゃんとムギュっと亀頭全体を包み込みながらも、ぎりぎり感じられる縦ヒダの繊細な刺激もあったりと、第2ステージのフィニッシュゾーンとしてこれまたちゃんと機能しているのはさすがの一言ですね。
・・・とまぁ、評価のしやすいポイントも多々あり、わりと褒め気味なレビュー内容になってしまいましたが、評価で言うと75点くらいな★4が一番しっくりきてしまうオナホールでもありますね。
もちろん射精に至るには不自由のない着実な気持ち良さや、レビュー通りな多段構造でありながらも、それぞれの構造が小粒になりすぎて「なんだかよく分からない」という感想になることなく、多段構造である事の意味を示してくれたRIDE JAPANの技術力や調整力は見事ではあるんですが、気持ち良さやら挿入感の個性やらが突き抜けている程ではなく、「まぁ良いオナホールだよね」止まりな感想になりがちな、説得力やら決定力に欠ける所も同時に感じてしまいますね。
何かが足りていなくて★5には届かずな「惜しいオナホール」ではなく、「万人受けしやすい平均点以上なオナホールとして完成されてしまっている」ように感じてしまうオナホールですね。
オナホデータ
胸きゅんフォーリンフィット平均価格:2,200円前後
1gの値段(nkp):約5.5円
刺激レベル:■■■■□(5段階:4)
コメント
ね。
ただこのレベルの品で余裕の★5が獲れないなら、やっぱ素材から見直すしか…
多段構造のお手本教材にしてほしいようなオナホール。
って言われたら製作者は嬉しいだろうな
多段構造の評価が良くて☆3で終わることが多い中、同コンセプトで☆4は実質☆5とも思ってしまうな。
ペニ郎に完全にハマったのか
そこまでハマらなくても構造的に前衛的なのの2択な気がする
修正お願いします。
時代はふわトロ路線なので、売れ筋から外れ始めたのか。
まあ無難に気持ちよくて、突出はしてないけど、けなすところも別にないような…最近のライドはこういった安定路線狙ってんのかな。
ご指摘ありがとうございます。
訂正させていただきました。
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