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今回はピーチトイズの
『KAKU-MEIKI DX カズノコサンド』
試してみました。

KAKU-MEIKIシリーズ』がビッグ版な続編ですね。



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一昔前に比べてオナホールのヒット作というのもずいぶん出にくく。また仮にヒット作が生まれたとして、やはり昔に比べてその寿命というのが格段に短くなってきているような気がする昨今のオナホ業界。

”空前のブーム”と言える程ではまだありませんが、

一度ヒットしたオナホールは大型版も発売して二度ヒットさせる

という販売手法が2023年アラウンドなオナホ業界の新しい常識にじわじわとなりつつあり、「そんなもん当たり前のように★5が出るじゃろ」という結果になりやすいだけに、レビュワー側としてはちょっと面白くはない流れなんですが、ユーザー側としては好みのオナホールの大型版が販売されてサイズの選択肢が増えるというのはありがたい事このうえなく。

また、メーカー側としてもほぼ間違いなくそれなりの数は売れる事になるであろうヒット作のビッグ版を発売する・・・というのは経営面や開発面としても非常に優しくて、ユーザー側とメーカー側と共に、どちらもウィンウィンになれるという素晴らしい仕組みだとは思いますね。

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そんなビッグ版ブームな流れの中、ピーチトイズが発売してきたのは2022年に★5を取りまくっていた『KAKU-MEIKIシリーズ』のDX版、つまり大型版となるオナホールで、「ピーチトイズも大型版のビッグウェーブに乗ってきたか!!」なんて事を一見しただけで思っていたんですが、その内容を少し見てみると、どうやら過去のKAKU-MEIKIシリーズの単純なビッグ版というわけではなく。

新しい構造でのビッグ版なKAKU-MEIKIの続編

という昨今のビッグ版の流れに沿わない新作を発売してきており、今だったら普通に同じ構造のビッグ版を発売するだけでもウィンウィンな商品になるであろう所に、あえて新構造でビッグ版を発売してきたピーチトイズのチャレンジ精神に敬意を払いたくなりますね。

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内部構造はピーチトイズの十八番でもある”縦横無尽にうねる複数の縦ヒダ”を採用した複雑で、ぱっと説明のしにくい構造になっており、今回は『カズノコサンド』よろしく、全体的に小さいイボみたいなものをぎっしりと散りばめている構造になっているようですね。

開封してみよう

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さすがにでかいな・・・。

そもそも過去作のKAKU-MEIKIシリーズでも500g近くはあり、肉厚感での不満点なんかは一切感じなかったので、「それ以上大きくする必要はあったのか・・・?」なんて事を思ってしまう所ではありますね。

重量は約637g、全長は約17cm。過去作から約150g程の重量がアップしており、全長は1cm程長いサイズになっていますね。

またKAKU-MEIKIシリーズの特徴にもなっていた前半と後半で色味の異なるツートンカラーな仕様は今回は採用されておらず。今回は外層と内層とでの二層素材な仕様に変更されているみたいですね。個人的にはあの見た目的にも個性的だったツートンカラーな仕様は結構好みだったので、ちょっと残念な所ではあります。

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。

少し柔らかめで臭いや油っぽさは少し気になるくらいについており、ちょっと油臭さみたいなものが強めに感じる素材感ですね。

昨今のオナホの素材基準に比べれば質感はともかく、臭いと油っぽさではちょっとキツめに感じる素材感なので、素材意識の高い方はこの時点で購入候補から外しておいても良い素材感だと思います。

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もう耐久性が低いなんて事を絶対に言わさないという強い意志を感じる造形

になっており、今までの懸念点でもあった凸型で造形ではなく。中の穴と一直線に繋がっている大きな穴が口をあけた造形になっていますね。

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内部はクリア素材での二層素材になっていました。

ちょっと前に「クリア素材での二層素材は結構珍しい」みたいな事を書いたばかりなんですが、ここにも普通に出てきてしまいましたね。

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輪っか状になっているヒダの真ん中に、大きめのコブっぽいものがついた構造になっており、その周りをグネグネとした曲線のヒダで囲っているような構造になっています。

カズノコサンドよろしく、全体的にもカズノコ的な小さいイボが散りばめられていますね。

挿入してみよう

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※GIF画像です、読み込みに少し時間がかかるかもしれません。

軸ズレしとるな・・・

実は撮影時のオナホを裏返した時に、ちょっとした肉厚の偏りみたいなものをすでに感じており「気のせいか?」とも思っていたんですが、やはり挿入してみればちょっと無視出来ないくらいに軸ズレ感のある使用感になってしまっていますね。

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上下ではなく横方向に軸ズレのあるような挿入感だったので、一旦縦にキャッサバいた後に、もう一度張り合わせて横方向にキャッサバいてみたのがこちらの断面図。

どう見ても片側に大きくズレてしまっており、実際の使用感でも「大体このくらいは偏ってるだろうな」というイメージ通りのズレっぷりですね。

普通に挿入してみれば、底ではなくて底手前の横側からペニスがコニチワしてしまうような使い心地になっており、全体的な挿入感も片側に肉厚が偏っているような使い心地になってしまっていたりと、使用感に大きな影響を与えてしまっている使い心地になっています。

一応は600gオーバーな肉厚ではあるので、小型~小さめの中型ホールの軸ズレに比べれば絶望的な程に使い心地が悪くなっているわけではないんですが、まっすぐ突けていないもどかしさだったり、片側の肉薄感なんかは顕著に感じてしまうので、★一個分くらいは使い心地に影響を与えている軸ズレ感になっていますね。

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内部には縦ヒダのグニョついてくるような立体感を強めに感じるような挿入感になっており、程よい複雑さに加えて、奥の方ではプリっと明確に引っかかってくる横ヒダの存在なんかが良い刺激のアクセントとして機能している感じですね。

全体的に付けられているカズノコイボのザラザラとした刺激なんかも、程よい感じな挿入感の味付けになっており、グニョついた感じは出るけど明確にプリっと引っかかってこない複雑な縦ヒダにザラついたイボの刺激が加わってくる様なんかは、構造的にも相性が良く感じる挿入感ですね。

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全体的には刺激寄りくらいに感じる挿入感になっているんですが、素材硬度による無理矢理なハードさといった感じではなく、内部構造の変化で良い塩梅な刺激加減を生み出しているような挿入感になっており、射精感を強烈に感じるような気持ちよさであったり、個性を強く感じるような特徴的な挿入感ではないものの、トータルバランスで良いオナホな部類に入ってくるであろう、ちょっとした刺激加減を心地よく味わえるオナホールに仕上がっている感じですね。

軸ズレした状態であったも評価としては★4くらいは付けられるポテンシャルはあるというのに、軸ズレの影響で満足度は明確に下がっている点なんかは考慮せざるを得ず。最終的な満足度としては★3くらいが適正な評価になるんじゃないかと思います。

「いっぱしのオナホメーカーがこんな期待値の高い大型ホールでつまらん軸ズレして評価下げてんじゃねぇぞ」

というのがオナ郎の我慢ならない本音で、なんでこんなつまらんレビューをしなくてはいけないのか・・・ほんと悲しいしつまらんですわ。

オナホデータ

M9897-01-670xKAKU-MEIKI DX カズノコサンド
平均価格:3,500円前後
1gの値段(nkp):約5.4円
刺激レベル:■■■■□(5段階:4)
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